中学1年生の文字式が苦手な生徒が、小鳩の集いの指導でスラスラ解けるようになった例

数学そのものが、階段式に学んでいく教科なので、中学1年生で躓くと、あとの中学2年、3年でも躓く可能性がとても高くなります。

小林塾長
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その中でも 「文字式」 も、中学1年生がつまずきやすい単元のひとつです。

特に、こんな悩みを持つ生徒が多いです:

  • x や y を使うと計算が分からなくなる
  • 「3a + 5a = 8a」は分かるけど、「3a × 5a = 15a²」は間違える
  • 分配法則やカッコの処理でミスが増える
  • 文章題で式を立てるのが苦手

 

小林塾長
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他の苦手単元と同様に「文字式の計算が苦手…」と悩む生徒は多いです。
また、このあたりから、保護者の方も指導が難しくなってくる場合も少なくありません。

悩む生徒の多くは、「数字の計算ならできるのに、x や y が出てくると混乱する」「なぜ文字を使わなきゃいけないの?」という感じになりやすいです。

しかし、当塾の指導で 「文字式を計算するルールを理解し、ミスを防ぐコツを身につける」 ことで、スムーズに解けるようにななります。

もちろん、今までの事例も含めて、指導に従って頑張ってもらう事が大前提です。

今回は、文字式の計算でつまずく原因と、その克服方法について詳しくご紹介します。

1. なぜ文字式の計算がこんなにややこしいのか?

小林塾長
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文字式が苦手な生徒に共通するつまずきポイントがたくさんありますが、あえて以下の3つにまとめました。
内容を見て、いろいろ思われる方もいらっしゃるとは思いますが、あくまで事例としての一つとしてご理解ください。

① 文字が入ると、普通の計算と違う気がしてしまう

たとえば、以下の計算は簡単にできます。

3 + 5 = 8

しかし、これが文字式になると…

3a + 5a = ?

「え? a がついたら、どうすればいいの?」と混乱する生徒が多いです。
また、

3a × 5a = 8a?
と間違えてしまうこともあります。

② 分配法則(カッコ)の処理が苦手

たとえば、次の計算:

2(x + 3) = 2x + 6

このようなカッコを展開する計算で、「分配法則」を忘れてしまい、

2(x + 3) = 2x + 3?
と間違えてしまうことが多いです。

③ 文章題で式を立てるのが難しい

小林塾長
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文字式は計算よりも 文章題でつまずく生徒が多い です。
また、問題の文章を読み取る為に、国語力もある程度関係もしてくるので壁になりやすかったりします。

たとえば、

「りんごを x 個、みかんを y 個買いました。りんごは1個100円、みかんは1個80円です。合計金額を求める式を作りなさい。」

この問題で、

100x + 80y
という式を作れずに、「何を求めればいいのか分からない…」と困ってしまうことがよくあります。

2. 塾での指導方法:「シンプルなルールを身につける!」

小林塾長
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例えばですが、以下の3つのステップで指導を行うとします。
ここも、生徒の理解度や、思考のくせなどを、会話をしながら生徒にあったステップを用意したりします。

 

① 文字式は「ただの数字の代わり」と考える!

小林塾長
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「文字式が苦手」という生徒には、まず 「文字はただの数字の代わり」 ということを意識してもらいます。

たとえば、

「3a + 5a」は「3個のりんご + 5個のりんご」と同じ
だから、答えは「8個のりんご=8a」

このように、具体的なものに置き換えて考えると、理解しやすくなります。

② 分配法則(カッコの展開)は「矢印」を使う!

小林塾長
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分配法則を間違えやすい生徒には、 「矢印」を使った視覚的な指導 を行うとします。

たとえば、

2(x + 3) を計算しよう!

このとき、カッコの前の「2」を、それぞれの項にかけることを矢印で示します。

2 × x → 2x
2 × 3 → 6

こうすると、

2(x + 3) = 2x + 6
と正しく計算できるようになります。

③ 文章題は「日本語をそのまま式にする」!

小林塾長
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文章題が苦手な生徒には、次のように指導をしたりします。

1. 問題文をよく読む
2. 「何を求めるのか?」をはっきりさせる
3. 「数字」→「文字」に置き換える

たとえば、

「りんごを x 個、みかんを y 個買いました。りんごは1個100円、みかんは1個80円です。合計金額を求める式を作りなさい。」

この問題を解くとき、

  • りんご1個100円 → 100 × x
  • みかん1個80円 → 80 × y

だから、合計金額の式は

100x + 80y

こうやって、日本語をそのまま式に置き換える練習をすると、文章題の式がスムーズに作れるようになります。

小林塾長
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もしこの考え方などがわからないという生徒の場合は、違う切り口などで指導を行います。

3. 生徒の変化:「文字式がスラスラできるようになった!」

小林塾長
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この指導を続けた結果、生徒には次のような変化が見られました。

文字式の計算ミスが減った!
ルールを整理したことで、足し算・引き算・かけ算の間違いがなくなった。

分配法則(カッコ)の展開がスムーズに!
矢印を使って考えることで、正しく展開できるようになった。

文章題の式が作れるようになった!
「日本語をそのまま式にする」方法を学んだことで、問題を読んで自分で式を立てられるようになった。

数学への苦手意識がなくなった!
「前は x や y が出てくるとイヤだったけど、今は解けるようになった!」と自信を持てるようになった。

ここが、突破できるととても強い自信に繋がりやすかったりします。

すると、この部分だけの点数が良くなるだけではなく、次の課題や壁が出てきたときに、克服できるイメージが出来上がることが多くなります。

小林塾長
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それくらい、文字式は数学そのものを苦手なってしまうという事になりかねない単元でもあったりします。

4. まとめ:文字式は「考え方のコツ」をつかめば簡単になる!

小林塾長
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文字式が苦手な生徒も、例えばですが、

次のポイントを意識するとスムーズに理解できるようになります!

文字は「数字の代わり」と考える!
分配法則(カッコの計算)は「矢印」を使って整理!
文章題は「日本語をそのまま式にする」!

当塾では、こうした 「納得できる形で学ぶ」 指導を行っています。

これをご覧になられている保護者の方へ

途中で数学の問題分を読み取る国語力の低下という事も難易度を上げている要因とお伝えしましたが、その問題は、スマホでの答えを見るという事や、ショート動画などの短い内容の動画で、繋がりがない内容を連続で見させられる形になっている事も要因の一つだとだと考えます。

小林塾長
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だから、人との会話が続かない。
文章の意図が読み取れない。
文章の意図が読めないと、数学の問題の意図がわからなくなる。
そして、文字が式に組み込まれてさらに混乱する。

小鳩の集いでは、そういった事も含めて生徒と向き合った会話を可能な限り行います。

数学への苦手意識が強く難しいという生徒の場合は、その生徒の深層心理にある何かを知らなければ、前に進むことができない場合もあります。

小鳩の集いではそういった面も重要視しております。

 

だからこそ、仮に、高校受験が求めていた結果にならなかったとしても、その過程で得られる自信や行動力、そしてその行動力があれば、物事を思うように成し遂げる意識を養うことができると考えています。

小林塾長
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当たり前ですが、全力で合格する為の対策などは小鳩の集いとして行います。

という事で、少し脱線してしまいましたが、中学1年生の文字式が苦手な生徒が、小鳩の集いの指導でスラスラ解けるようになった例という話でした。

小林塾長
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「文字式が苦手…」というお子さまを持つ保護者様は、ぜひ一度気楽な気持ちで大丈夫ですので、ご相談ください!

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